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Partner Communications (2012年2月号)
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この Partner
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■■ 【今月の特集】国際規格ISOマネジメントシステム改定情報
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ISO14001やISO9001の改定予定について
今年に入り2回のご質問を受けました。
これらの改定情報はISOの認証取得組織には
やはり、気になる情報の一つのようです。
私共の会員様専用ホームページにも逐次情報は掲示してきましたが、
今回の特集で現時点まで情報をお伝えしようと思います。
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ISO9001は2008年に改定発行されましたが、
その翌年には次の改定に向けての
専門部会TC176による検討が始まっています。
この段階で早くても2015年という
改定スケジュールが示されています。
2009年2月 ISO/TC176 第26回東京総会報告
https://www.jsa.or.jp/stdz/iso/pdf/tc176report2009.pdf
次回の改定にむけて
合同技術調整グループ(JTCG)の取り組みの中で
高次/上位の規格構造(各規格の共通要求事項の設定)
という方向性により調整が進んでいました。
JTCGでは2008年に既に共同ビジョンとして
この考え方が採択されています。
「すべてのISOマネジメントシステムの要求事項規格は
共通部分の目次構成と要求内容及び用語の定義を共有し、
個々の適用分野で特有の必要性がある場合に限って相違が認められる」
2009年9月 ISO INSIDER 9月10月号
http://newiso9001.files.wordpress.com/2011/08/improving_mss_alignment_ims_5-2009-e.pdf
上記2009年2月東京の他、6月コロンビア、12月のオーストリアの
3回の会議では、マネジメントシステムとして
パフォーマンス結果としての成果
(結果を問う要求事項)
を入れる必要性が議論されています。
2010年4月 JQA ISOnetwork
Vol22
http://www.jqa.jp/service_list/management/iso_info/iso_network/vol22/pdf/ISO_NETWORK_22_04.pdf
合同技術調整グループ(JTCG)の
各規格の要求事項の共通化案が発表されています。
(詳細は以下に記載)
2010年5月 JTCS TF1&TF3
Buenos Aires meeting
http://newiso9001.wordpress.com/
ISO9001改定の中心はTC176の中のSC2(サブコミッティー)が
具体的な取り纏めをしていますが、
2012年から具体的な改定の取り組みが始まります。
2011年6月29日 IRCA 第10回国際フォーラム
http://japan.irca.org/forum2011/documents/CroftJP.pdf
このIRCA 第10回国際フォーラムでは、
TMB/JTCG(合同技術調整グループ)による
高次/上位の規格構造(各規格の共通要求事項)の
設定作業が2010年12月に終了して、
現在ISO正規会員による投票が実施されていることが
発表されています。
日本規格協会 ISO/TMB/TAG
対応国内委員会事務局より
http://www.jsa.or.jp/stdz/mngment/PDF/mns_4.pdf
ISOマネジメントシステム規格の共通項目の構成原案
序文
1.適用範囲
2.引用規格
3.用語及び定義
4. Context of
the organization(組織の状況)
(組織とその状況の理解・ニーズと要求事項・MSの適用範囲)
5. Leadership(リーダシップ)
(経営者のコミットメント・方針・役割責任及び権限)
6. Planning(計画策定)
(目的目標及び達成計画)
7. Support(支援)
(資源・力量・認識・コミュニケーション・データの管理)
8. Operation(運営)
(運用計画・不適合の管理)
9. Performance
Evaluation(パフォーマンス評価)
(監視及び測定・内部監査・分析評価・マネジメントレビュー)
10. Improvement(改善)
(是正処置・予防処置・継続的改善)
この序文から第10章を
高次/上位の規格構造として
(各規格の共通要求事項でり本文の約30%相当)
各規格で共通化して、その中で
品質、環境、安全衛生、情報、食品、医療、
航空、交通、エネルギー、教育、宇宙、・・・等、
各分野における固有要求事項を追加して
各規格を構成する方向性になっています。
まず、4章の組織の状況とは、
9001で言えば製品やサービスの安全性や適切性の評価、
14001や22000、27001などの現状リスク評価、
組織に要求される顧客や利害関係者、法的要求なども
4章にて明確化することになります。
そして、マネジメントのPDCAサイクルは
P(6章)→D(8章)→C(9章)→A(10章)で構成され、
経営層に係る要求が5章としてP(6章)の前に設置され
支援プロセスにあたる要求が7章としてD(8章)の前に設置されています。
上記のとおり、ISO正規会員の投票により
ひょっとしたら状況は大きく変わるかもしれませんし、
各分野ごとに求められる結果や成果も
マネジメント性やリスク管理性などの特徴もあるため
“目標必達”などの成果要求が
C(9章)で一様に追加されることはないでしょう。
ただISO9001:2008年版については他のISO規格と異なり
現状分析評価・法令特定が含まれていませんでした。
しかし、他の規格と同様に、製品やサービスなどの
品質に関する現状リスクの把握評価・法令特定から
サイクルが開始されることが予想できます。
当然、どの組織も顧客からの受注において、
製造・施工やサービス提供〜引き渡しにおいて
様々なリスク・法令を認識して受注されているでしょうが。
いずれにしても、どの規格も一定間隔で改定されますし、
環境14001などは改定から8年を経過していますので、
その国際規格案(DIS)の発表をみて判断するしかなさそうですね。
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■■ 【 コ ラ ム @】実行の継続力
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先日、取引先の方と話をしていて、
「正月に、今年こそはと決めたんだが、続かなくて・・・」
という話題になりました。
今年も1ヵ月が過ぎましたが、年頭の目標に対する取り組みは
継続できていますか??
必要に迫られていたり、避けられない状況の時、
人は言われなくても自覚して行動が継続しますが、
現状で不都合がなければ、長続きしないことも多いはずです。
そんなときは、必ずと言っていいほど
自身の中に言い訳も準備されていますし・・・。
“いかに目的やモチベーションを維持できるか”なのでしょうが、
周りの方と協力したり競い合ったり、
達成した時のご褒美と未達成の時のペナルティーなど
色々と工夫して、今月も取り組んでいただきたいものです。
初心貫徹中の方は、引き続き頑張ってください!!
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■■ 【 コ ラ ム A】 2月といえば
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2月の行政各省庁に関するキャンペーン月間等をご紹介します。
◆冬の省エネキャンペーン(11月1日〜3月31日)
◆海外安全・パスポート管理促進キャンペーン(12月1日〜3月20日)http://www.anzen.mofa.go.jp/
◆模倣品・海賊版撲滅キャンペーン(12月1日〜3月31日)http://www.jpo.go.jp/index/mohouhin.htm
◆「はたちの献血」キャンペーン(〜2月29日)
◆個人事業者の消費税および地方消費税の確定申告(1月4日〜4月2日)
◆緑の募金(1月15日〜5月31日)
◆情報セキュリティ月間http://www.nisc.go.jp/security-site/
◆北方領土返還運動全国強調月間
◆平成23年分の贈与税の申告(〜3月15日)
◆省エネルギー月間
2日(木)世界湿地の日
7日(火)北方領土の日
11日(土)建国記念の日
14日(火)製品安全点検日
16日(木)平成23年分の所得税の確定申告(〜3月15日)
19日(日)食育の日http://www8.cao.go.jp/syokuiku/index.html
20日(月)旅券の日
※法令改正情報などは会員様専用ページに掲載させていただいております。
※閲覧希望の方は弊社スタッフまでご連絡ください。
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