お客様各位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成 19年 4月 1日

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□■　　 Partner Communications （2007年 4月号）　

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目　　　　次　

　　　【　ご案内　】　　　弊社からのご案内

　　　【今月の特集】　　　コーポレート・レピュテーション

　　　【　コラム ①】　　　石川富山の環境税／石綿（アスベスト）被害救済保険料

　　　【　コラム ②】　　　4月といえば

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◆◆　　　【　ご案内　】

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　◆ISO9001内部監査員養成セミナー

　　　◇場所：　福井県自治会館603号室

　　　◇日時：　平成19年4月17、18日（火、水）　　9：30～17：00

　　　◇費用：　21,000円（税込）　※会員のお客様は会員価格にて！

　　　◇定員：　20名

　◆ISO/OHSAS入門セミナー

　　　◇場所：　福井県自治会館603号室

　　　◇日時：　平成19年6月28日（木）　　13：30～16：30

　　　◇費用：　※無料！

　　　◇定員：　20名

　◆ISO14001内部監査員養成セミナー

　　　◇場所：　福井県自治会館603号室

　　　◇日時：　平成19年7月12、13日（木、金）　　9：30～17：00

　　　◇費用：　21,000円（税込）　※会員のお客様は会員価格にて！

　　　◇定員：　20名

　★パートナー会員募集中！

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◆◆　　　【　ご案内　】

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　先月、あるお客様を訪問し責任者様とお話をしている際に、1冊の本を紹介していただきまし

た。責任者様いわく、その本を通していろいろと学ぶ事や考える事も多いとのことで是非読まれ

てはどうですか、と薦めていただいたので早速本屋さんで買い求め読み進めてみました。

『コーポレート・レピュテーション』（チャールズ・Ｊ・フォンブラン、セス・Ｂ・Ｍ・ファン・リール著）

　この表題となっている「レピュテーション」とは、著書の中でも一般的な意味合いとしての訳を、

①「世評、評判、声評」②「好評、信望、声望」③「名声、令名」④「うわさ、風評、取りざた」

（小学館：「ランダムハウス英和大辞典」引用）として、冒頭で説明しています。

　ですから、「コーポレート・レピュテーション」となると、分かりやすくいえば企業の評価や評判とい

う事になるのでしょうか。

　もちろん評価や評判といっても、良いものもあれば悪いものもありますから、その内容によっては

企業経営に大きな影響を与える事もあるかもしれません。

　最近の企業の不祥事や事件などで、ＣＳＲ（企業の社会的責任）という言葉が頻繁に使われ

るようになりましたが、企業として顧客や地域社会への対応（責任の履行状況）によっては、

その評価や評判は大きく上下する事になりますよね。

　ですからレピュテーション（評判）というものは、ＣＳＲも含めてその企業の現在の価値や将来の

期待も含めた、一つの成績という事になるのかもしれません。　

　（※ＣＳＲ：詳しくは06年8月号まで：http://partnergroup.jp/pc/0608.htm）

　一般的に何かを評価しようとすれば、自ずとその方法は相対評価（2つ以上のものを比べる評

価方法）と絶対評価（ある基準を元にした定量的な評価方法）とに分かれてきますが、そもそも

企業というものの評価を数字に置き換えることができるのでしょうか？？

　著者はこの評価について定量的な評価方法で挑戦し、コーポレート指数（ＣＱ）として多くの

世界的企業の定量化を行っています。

　評価項目としては、

　　①情緒的アピール（好感、尊敬、信頼）

　　②製品とサービス（高品質、革新的、価格に対する価値）

　　③財務パフォーマンス（収益性、将来性、投資に対するリスク）

　　④ビジョンとリーダーシップ（将来への明確なビジョンと強力なリーダーシップ）

　　⑤職場環境（適切な企業運営、優秀な社員、働きやすさ）

　　⑥社会的責任（社会貢献活動、環境保護、等）

の６つの領域で構成されており、その統一的な評価手法をもとに代表的な先進国で延べ数万

人におよぶ調査を実施し独自の評価結果を得ています。

　評価対象となったマイクロソフトやコカコーラ、ソニーやトヨタなどそれらグローバル企業と比べると

多くの企業はおよぶ所ではないですが、それでもどのような企業にでも顧客や地域社会、場合に

よっては投資家なども含めて企業の評価が定量化されれば、気にしない人はいないのではない

でしょうか！毎年の長者番付などは必ず話題になりますし、株式投資をしている人の数は増え

ている状況ですしね。

　著書では、このレピュテーションを有形資産や無形資産を含めた企業資本と捉えた上で、その

資本をマネジメントとしてどのように管理しどのように有効活用していくかを述べています。

　確かに資本や資産というものは、企業としての方向性の決定や戦略的要素として重要なもの

ですし、適切に管理され利用されることが必要ですよね。そのために著書では必要となる重要な

要因として、５つの原則を提示しています。

　　①顕示性（Visible）：注目度の高い企業であれ

　　②独自性（Distinctive）：違いを際立たせよ

　　③真実性（Authentic）：誠実に自らを提示せよ

　　④透明性（Transparent）：適切に情報開示せよ

　　⑤一貫性（Consistent）：「対話」を確立せよ

　これらの原則から自社の評価や評判とは、自社が他社とどのように違うのかをイメージさせブラ

ンド化し、それらを適切に提供し発信していく必要性を含んでいます。

　そして、顧客や従業員、投資家、市場や社会などの様々なステークホルダーが、製品やサー

ビスをはじめとした企業から受ける直接的・間接的な影響に対して、その人々がどのような状況

や結果になっているのか、どのように受け止めているのかを把握（受信）してし、自社の経営に反

映させていくかがレピュテーション活用の真髄といってもいいかもしれませんね。

　また著書では、レピュテーションを『鏡』に例えると同時に『磁石』としての要素にも触れています

。優れたレピュテーションは、顧客のファン化・製品やサービスの信用性、従業員の仕事に対する

誇りや働き甲斐・採用勤続、投資家やメディアなどへの好影響など、企業価値を高める様々な

プラスの要素を引き付け、新たな資産を誘うとしています。逆に悪い評判などは、マイナスの要素

を引き付け、企業価値を下げ資産を失っていくことになりますね。

　これらのことからも、レピュテーションを構築し管理することの重要性はよく理解していただけたで

しょうが、ここで気になるのは『自社のレピュテーションはどのくらいなのだろう？』という疑問です。

　最近では多くの企業が、顧客満足度：（顧客の得たもの－顧客の費やしたもの）の調査を実

施しているようですが、企業の評判や評価となるともっと多くの情報が必要となってくるはずです。

　そしてその情報を正確に得るためには、企業としても多くの情報を発信する必要がありますし、

その情報一つにしても、対象とする顧客、市場、従業員やその家族などに対して異なってきま

す。どのように認知してもらい、信頼してもらい、差別化していくのか・・・「どのように見せるのか

？」は重要な企業としての戦略的要素となるはずです。

　これからの企業経営にはレピュテーションを構築し運営する活動はますます重要になってくるで

しょうし、少なくとも自社がどの程度のレピュテーションを得ているのかを、自社独自の基準や業

界基準、社会的な共通の評価方法を用いて把握すること自体は、全ての企業にとって必須

事項となってくるでしょう。

　『いま、あなたの会社（組織）のレピュテーションはどうですか？』

【参考　URL・書籍】

○「コーポレート・レピュテーション－『会社の評判』をマネジメントする－」

　　http://www.kkc.or.jp/society/club/rdc_060126.html

　　同書　桜井通晴：著　中央経済社

　　http://www.chuokeizai.co.jp/

○「レピュテーション・マネジメント」　ロナルド・J・オルソップ：著　日本実業出版社

　　http://www.njg.co.jp/

○「コーポレート・レピュテーション測定と管理」　テリー・ハニングトン：著　ダイヤモンド社

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■■　　　【コラム ①】　石川富山の環境税／石綿（アスベスト）被害救済保険料

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　環境に関する税制が国や自治体で検討されだして、その具体的な制度として、高知県が

2003年に「森林環境税」を導入しました。その後、「森林環境税」「○○森（林）づくり県民税」

等の名称で、導入を開始する(都道府)県が増え始め、今年の4月に新たに富山県、石川県、

神奈川県、和歌山県、などが参加し、２０県を超えるまでに至りました。

　この様子ですと、数年以内には全国の都道府県すべてに森林や水質等に関する環境税が

導入されることになるのでしょうね。

【石川県】本年4月から、石川県では「いしかわ森林環境税」がスタートします。

　この税金は全額を「いしかわ森林環境基金」へ積立て、基金から必要な事業へ充当する方式が取られ、その使い

道として、森林の手入れ、不足人工林の整備、県民の理解と森づくりの推進などが中心となります。

　実施の期間としては平成１９年度分から平成２３年度分の５年間を予定しているそうで、その後は事業の運用など

を見直すことにより、制度の方向性を定める事になっています。

　石川県森林管理課（URL）http://www.pref.ishikawa.jp/shinrin/zei.htm#zei

＜個人＞県内に住所等を有する一定以上の所得のある方

　　　　　　年間５００円（県民税均等割額１，０００円　→　１，５００円）

　　　　　　納税方法：給与所得者：雇用主が給与から天引きして市町へ納税
　　　　　　　　　　　　　それ以外の者：市町からの納税通知書により銀行等で納税

＜法人＞県内に事業所を有する法人等

　　　　　　現行の均等割税率の５％相当額（1,000円～40,000円）

　　　　　　納税方法：県に対して申告納付

【富山県】本年4月から、富山県では「水と緑の森づくり税」がスタートします。

　この税金は全額を、「富山県水と緑の森づくり基金」へ積立て、基金から必要な事業へ充当する方式が取ら

れます。使い道として、森林ボランティア活動支援、森林環境教育推進、里山再生整備、人工林の機能回復、

などの活動・推進などが中心となります。

　実施の期間としては平成１９年度分から平成２３年度分の５年間を予定しているそうで、その後は事業の運用など

を見直すことにより、制度の方向性を定める事になっています。

　富山県森林政策課（URL）http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1107/kj00003813-013-01.html

＜個人＞県内に住所等を有する一定以上の所得のある方

　　　　　　年間５００円

　　　　　　納税方法：給与所得者：雇用主が給与から天引きして市町へ納税
　　　　　　　　　　　　それ以外の者：市町からの納税通知書により銀行等で納税

＜法人＞県内に事業所を有する法人等

　　　　　　現行の均等割税率の５％相当額（1,000円～40,000円）

　　　　　　納税方法：県に対して申告納付

●平成１９年４月１日から、石綿（アスベスト）健康被害救済法に基づく「一般拠出」金の徴収

制度がスタートします。
　これは労災保険適用事業所の全事業主が対象で、確定保険料の申告に併せて申告納付

する方式で、その一般拠出金率は業種を問わず、一律0.05／1000です。

厚生労働省（URL）http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/chousyu/index.html

石川県労働局（URL）http://www.roudou.go.jp/

富山県労働局（URL）http://www.toyamaroudoukyoku.org/

福井県労働局（URL）http://www.fukuiroudoukyoku.go.jp/

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■■　　　【コラム ②】　4月といえば

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　4月の行政各省庁に関するキャンペーン月間等をご紹介します。

◆未成年者飲酒防止強調月間（国税庁／厚生労働省／内閣府／警察庁／文部科学省／総務省）

◆みどりの月間（4月15日～5月14日）（林野庁）

◇1日　緑の募金(（1月15日～5月31日）　国土緑化推進機構　http://www.green.or.jp/

◇7日　　世界保健デー　　世界保健機構　http://www.who.int/en/

◇16日　科学技術週間（～22日）（文部科学省）

◇18日　発明の日（特許庁）

◇19日　食育の日（内閣府）

◇20日　郵政記念日（日本郵政公社）

◇23日　子ども読書の日（文部科学省）

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